ご飯が余った時は「だまっこ餅」を作る

野菜も無駄なく使いきる。実だけでなく、葉も皮も根も、食べ方を工夫すれば甘みを感じられる。サツマイモの皮は、まず細く切りそろえて水にさらし、あく抜きをする。それをお米といっしょに炊くのだ。

カボチャのワタは卵焼きの具にする。しいたけは知り合いからたくさんいただくこともあるので、食べきれない時は細く切って干すか、冷凍しておく。大根・ニンジンの皮や葉も細く切って日に干して使う。

梅干しの種も捨てずに保存してある。これを青背の魚の煮つけや、モツの下茹でに入れるのは臭みを抜くため。またお吸い物の風味出しにしてもおいしい。10個くらいたまったら、木綿の布で作った袋に入れて、入浴剤にもできる。これで肌はすべすべに。

ご飯が余った時は「だまっこ餅」を作る。冷やご飯をボウルに入れてお湯をかけ、ふたをする。その中に片栗粉を入れてすりこぎで突く。

少し粘りが出たら、手に片栗粉をつけておき、スプーンで手に取って丸める。このだまっこ餅を野菜や鶏肉とともに鍋にして食べる。具材の最後に入れれば食べる時もくずれにくい。