師に出会うのが近道
本気で俳句を勉強しようと思ったら、やはり人に教えてもらうのが一番の近道です。いろいろな俳人の句集をちゃんと読んで、「この先生みたいな句を作りたいな」と思う先生のところに弟子入りすることをお勧めします。
私も、20代の頃、黒田杏子先生の句集『木の椅子』に衝撃を受けて、弟子入りすることを決め、先生の選句欄への投句を始めました。
ただ、俳句を始めてまだ何もわからず、どういう先生を選んだらいいかわからないままにポッと「結社」に入ってしまうと、人間関係もありますから、「作った句に向き合う 投句&講評は学びの宝庫」でお伝えしたように、まずは投句欄に応募するなどして、数年はフラットなところで俳句を勉強してみるのがいいですね。
俳句集団「いつき組」の組員さんの中にも、「おウチde俳句くらぶ」などの私の選句欄で一所懸命勉強してから、「※※先生の結社に入る決心をしました」とおっしゃる方がけっこういます。
自分がどういう句を作りたいのかがわかるようになってから、じっくり先生を探してもいいのではないでしょうか。