清水 はるかちゃんは、旅に出たほうが大胆になれるのかな。
箕輪 あ、それはそうですね。日本にいると、自分が守っている「キャラ」みたいなものがあるので。それこそ、1人でパーティーになんか行かないでしょう、みたいな。
尾崎 みんなから期待されているキャラを、なんとなく引き受けているわけですね。
箕輪 そんな感じです。でも海外に行くと、あ、海外だけでなくてたとえば奄美大島でも同じだったんですけど、そういう世間みたいなものから離れられるので、興味のある場所があったら行ってみようとか、知らない人ともしゃべってみようとか思えるんです。
清水 意外な一面を知りました。
尾崎 英語は話せるんですか?
箕輪 ぜんぜんしゃべれません。
清水 それでもなんとかなる?
箕輪 はい。向こうの人もけっこう親切なので、(ポーズをとって)「困ったよ」みたいな顔をつくると、助けてくれますね。
尾崎 その「困ったよ」という顔、見てみたいです。日本では、絶対見られない顔なんでしょうね。
清水 見たい、見たい。
箕輪 ちなみにほんとに困ったときは翻訳アプリも使いますけどね。今年も、時間の都合がついたらまた海外に行きたいです。
尾崎 やっぱり海外も経験したほうがいいんでしょうか。
清水 尾崎さん、一人旅できるの?
尾崎 そうなんです。それがそもそも無理です。「こいつ、友達いないんだ」と思われたくない。
清水 こじらせすぎ(笑)。じゃあ、ラーメン屋さんにも1人で入れないね。
尾崎 ラーメン屋、牛丼屋は大丈夫なんですけど、ファミレスはダメですね。待ち合わせ相手に「先に入っていてくれ」と言われても、絶対に外で待っています。雨の日には、傘をさして。(笑)
清水 誰もそんなふうに見てないって。
箕輪 外で待つほうが、疲れませんか?
尾崎 疲れるより、濡れるより、10分でも「1人なんだ」と思われることのほうが、僕にとってはつらいんです。
清水 長生きできるのかなあ、尾崎さん。
尾崎 できない、と思います。