「切るだけ、あえるだけの、料理ともいえないような小さなひと品が番組ではよく登場します。どんな料理も『ないよりはいい』んです。」
お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さんが、サイコロを振って出た予算や食材で料理をつくる『ワリカツ!~おトクな割引生活~』は、フジテレビ系で放送中『ノンストップ!』のお料理コーナー。限られた食材で、調味料も適量、つくり方もシンプル、なのにおいしい!と飯尾さんのゆるい雰囲気と共に人気のコーナーとなっています。
そんな『ワリカツ!』から、とっておきのレシピをピックアップ。気楽に料理と向き合うための、飯尾流ルールとは……

飯尾流開き直りごはんのルール

番組のルールで鍛えられた、今あるもので工夫するスキル。食材や調理時間の余裕がいつもあるとは限らないのは家庭でも同じこと。もっと気楽に料理と向き合うためには、開き直りと割りきりが大切です。

 

1)味見はこまめに

こまめに味見をして、少しずつ味をたしていけば、レシピなしでも問題なし。濃ければ水で薄めればいい!くらいの気持ちでチャレンジを。
火にかけている場合は、ちょっと待って味がなじんでから味見しましょう。

 

2)食品会社の力に頼る

使える食材が少ないときは、うま味が出る調味料やインスタント麺の粉末スープなど、一発で味が決まるものに頼ることが大切。
食品会社が研究に研究を重ねてつくり出した味なので、失敗しにくいんです。

 

3)なくても気にしない

あれこれたりないのが番組では当たり前。ご家庭でも、調味料や食材がなくても気にせずに。
はちみつがなければ砂糖、ゴマ油がなければほかの油で代用したり…油自体がなかったら気にした方がいいですが(笑)

 

4)お助け調理法を身につける

よくやるのが水溶き片栗粉を加えたあんかけ仕立て。ボリューム感が出るし、食材のまとまりもよくなります。
困ったときは炒めたり、揚げたりしてみるのも手。淡泊な食材も、油のうま味でコクや味わいが増します。

 

5)食材は変装させる

同じ食材でも切り方を変えるだけで、まったく違う印象に。たとえばヤマイモをすりおろして焼くときに、少量だけさいの目切りにして生地に加えたり…。
食感を変えれば、1素材でも味わいは2倍でおトク。

 

6)空腹にさせる

家族が食べてくれないというお悩みも多いみたいですが、空腹はなによりの調味料!
おなかがすいちゃえば、「また、これ?」なんて文句を言ってる場合じゃなくなるので、3日前と同じものでも喜んで食べるはず。

 

7)ないよりはいい

切るだけ、あえるだけの、料理ともいえないような小さなひと品が番組ではよく登場します。ささやかでも、あると献立感がアップし、食材の使いきりにも。
どんな料理も「ないよりはいい」んです。