平原綾香、最愛の父でサックス奏者・まことさんが亡くなって1年。悲しみが癒えることはなくても「幸せ」だと前を向ける理由とは

悲しいと思えることは幸せ

「悲しみが癒えることもないし、立ち直ることもできない」と話す綾香だが、心境の変化もあったという。

平原綾香「父は超えられないけど、私には父からもらった音と声がある。音の中に父を探して演奏し続けたいと思えた」

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まことさんが亡くなった直後に行われたメモリアルコンサートで自分が出したことのないニュアンスが表現できたことで「父は体の中にいる」と思えたことや、ミュージカル「北斗の拳」に出演したことで「無想転生って本当にあるんだ」と感じたことが影響する。

綾香は「悲しいと思えることは幸せ。悲しいと思えるってことは父のことを忘れてはいけないし、忘れてないってことは生き続けるということ。父は超えられないけど、私には父からもらった音と声がある。音の中に父を探して演奏し続けたい」と瞳を潤ませながらも、前を向く。

「平原綾香 Jupiter基金Presents 平原まこと50周年メモリアルコンサート」は2023年3月5日に東京国際フォーラム ホールCにて行われる。