黒地に白色の花柄がデザインされたスーツで登場した香取慎吾さん。床にも迫力ある作品が描かれた光のエリア

2022年12月7日(水)より、渋谷ヒカリエホールAにて、香取慎吾さんの国内2度目となる個展『WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-』が開催される。一般公開に先駆けてプレスプレビューが同会場で行われ、香取さんが記者会見に登場した。

香取さん初の個展は、2018年にパリ・ルーブル美術館で開かれた『NAKAMA des ARTS』。翌2019年IHIステージアラウンド東京にて、国内初個展『BOUM! BOUM! BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展』が行われ、約18万人を動員している。

前回の『BOUM! BOUM! BOUM!』では「香取慎吾の身体」をテーマとしており、自身の心臓をモチーフとした作品や、360°回転する劇場を活かした体験型のアートで来場客を魅了した。

それを受けて、今回の個展のテーマは、「白い壁に(作品を展示するような)“いわゆる個展“をやりたいと思っていました」と当初の意気込みを話す。しかし実際には、”光と闇”というモチーフでエリアを2つに分け、音を流したり、プロジェクターを使った作品を作ったり、当初のイメージとは違う完成形になったとのこと。

香取さんいわく、「(今まで)ショーやライブで育ってきたので、(気がつくと)照明さんや音響さんとの打ち合わせが多かったり、スモークの量やプロジェクターの調整など、コンサート作っているみたいな感じになってしまう」と、制作過程を振り返る。長年のアイドル活動で培った、会場づくりの経験が活かされた今回の個展。視覚以外でも楽しめる迫力のある内容だ。

個展で流れている音楽は、渋谷慶一郎さんが携わっている。渋谷さんは、草なぎ剛さんが主演を務めた映画『ミッドナイトスワン』(2020年9月上映)で音楽を担当しており、香取さんはいつかお仕事をしてみたいと思っていたそう。『WHO AM I』を耳でも体験できるような、個展の世界観にぴったりな音楽を作ってもらえたという。