光のエリアに佇む香取慎吾さん

次どこ行くんだっけ?

前回の個展では、記者会見の会場に草なぎさんが来ており、会見の様子を後ろで見守っていたが、今回は6年ぶりの連ドラ主演(2023年1月初回放送予定、フジテレビ系『罠の戦争』)で忙しいとのことで、「東京公演はむりかな」と話していたことを明かす。

しかし、今回の個展は全国各地を回る予定で、「次どこ行くんだっけ?」(草なぎ)と、他の地域までわざわざ来てくれる姿勢を“さらっと”見せてくれたそう。巡回先も全て訪れる予定だという香取さんは、「草なぎくんと一緒に行って、一緒にご飯食べたいと思います」と、相変わらずの仲の良さを見せる。

稲垣さんに関しては、11月2日に行われた今回の個展の記者発表会で、「(新型コロナウイルス感染で自宅療養中だったこともあり)個展をやることを知らないんじゃないか」と言い会場の笑いを誘ったが、今回の取材会では、「東京開催したらすぐ来てくれそう。チケットあげます(笑)」と笑顔で話した。

また、今回の個展で印象的な作品の一つが“くろうさぎ”のオブジェクトだ。

等身大の”くろうさぎ”の手を握る香取さん。左右で長さが異なる耳や赤い目が印象的

香取さんが今までも作品のモチーフにしていた“くろうさぎ”。2003年のスケッチで初めて描かれて以降、2次元作品のみだったが、今回初めて3次元で立体化して登場。“可愛いから”という理由で肉体を持たせたという。左右の耳の長さが違うシルエットも印象的だ。

今までも香取さんの話で何度も登場していた“くろうさぎ”だが、表記については、カタカナかひらがなかはっきりと明かされていなかった。今回、“可愛いから”という理由で、ひらがな表記であると言った。くろうさぎを見つめる視線も熱い。

新しい作品を次々と生み出し、創作意欲が衰えない香取さん。「今後全国を回るうちに、その地で新たに作品を作りたくなるかも」とも語る。スタッフからは、「200点もの展示物があるため、(展示できる)場所があまりないから、これ以上あまり増やさないでくれ」と、既に注意を受けているとか。勢いが止まることのない香取さん、今後の活動も楽しみだ。

色々な顔をもつ香取さんの新たな一面が見られる今回の個展、渋谷ヒカリエでは2023年1月22日(日)まで開催し、以降は大阪・福岡・石川・福島にて開催予定巡回予定。


●『WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-

会場:渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール ホールA
会期:2022年12月7日(水)~ 2023年1月22日(日)
ジャパンツアーとして、大阪・福岡・石川・福島を巡回予定