(c)2022「窓辺にて」製作委員会

 

2022年11月17日(木)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、映画『窓辺にて』公開御礼舞台挨拶が開催された。全国117館で同時生中継も行われ、出演者の稲垣吾郎さん(48)、中村ゆりさん(40)、今回、完全オリジナル脚本を手掛けた今泉力哉監督(41)が登場。作品の見どころについて語った。

主人公はフリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)。編集者である妻・紗衣(中村ゆり)が担当作家と浮気しているのを知り、その時自分の中に芽生えた感情について悩む姿を描いた作品だ。「第35回東京国際映画祭」コンペティション部門観客賞を受賞しており注目が集まる。

10月30日より新型コロナウイルス感染のため、自宅療養していた稲垣さん。11月5日に都内で行われた公開記念舞台挨拶は欠席していたが、今回は元気な姿を見せた。

司会者が冒頭で、「フリーライター」と紹介する際、「フリーターの…」と言い間違える場面もあったが、稲垣さんが「フリーターみたいですよね(笑)」とすかさず返し、会場を和ませた。

公開後、稲垣さんは一般のお客さんに混じって映画館に行ったそうで、「不思議ですよね、(スクリーンに)自分がいるって。映画を観ている皆さんの後頭部を見ながら(笑)、映画を観る、すごく特別な時間でした」と明かしつつ、「フリーターのような変装をしていったのでバレませんでしたね(笑)」と冒頭の振りを拾うことも忘れない。

(c)2022「窓辺にて」製作委員会

劇中、フリーライターの茂巳がインタビューするシーンでは、今までやってきたラジオ番組でのゲストとのトークや、作家や映画監督など様々な職種の人との対談経験が活かせたという。さらに「SMAP」時代と周囲が自分に持つイメージに変化があったことについて、「昔は5人グループの一番端っこで、大人しくして、前髪をいつも気にしているような、ちょっとミステリアスな感じだったと思います。最近はMCの仕事をする機会も増えて、『意外とよくしゃべるな』って言われますね」と笑顔を見せた。