（ｃ）2022「窓辺にて」製作委員会
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稲垣さんが演じる茂巳という人物

今回の役は、稲垣さんにとって“自分を見ているかのような”場面が多くあったそう。周囲からは、演じてないんじゃないの？と言われるくらい。俳優活動が長い稲垣さんでも、茂巳役は不思議な体験だったという。

SNSに投稿された映画の感想コメントでも、「稲垣吾郎じゃないと出せない雰囲気って確実にあるなって感じる」「吾郎さんの演技がほんとに自然で、当て書きって言われても信じてしまいそう」との声が寄せられるほど。

今泉監督は、自然体な稲垣さんを感じる場面として、気になったシーンが2つあるそう。1つは、パフェを食べながら「僕は、僕よりつまらない人間をほとんど知りませんよ」というセリフで「僕は、僕より」のところで稲垣さんの体が揺れていたことを指摘。

2つ目は、玉城ティナさん演じる、高校生作家・久保留亜とトランプをするシーン。玉城さんが米津玄師の「Lemon」を口ずさんだ際、稲垣さんがトランプを持った手でリズムを刻んでいることに気づいた今泉監督は、編集中秘かに“ダンサブル吾郎”と呼んでいたことを明かした。

稲垣さんは「ダンサブル吾郎！？」と、自覚なしでとっていた行動に驚いた様子。“演技してないみたい”という声は他にも上がっている。「新しい地図」の3人が出演するAbemaTVの番組『7.2 新しい別の窓』で、香取慎吾さんも稲垣さんの演技に触れており、パフェのシーンで、パフェを押さえながら話していたことを指摘。『あれ、普段の吾郎ちゃんじゃん』と、長年一緒にいる香取さんからもつっこまれたそう。

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