(C)2022「窓辺にて」製作委員会

ラブレター書いたことはない

次に、作品に登場する“形に残るものが愛情を表現する”場面にちなみ、ラブレターを書いたことがあるかという話題に。中村さんは「ある」と即答。「若かりし頃は、ピュアな気持ちを綴りました(笑)」と笑顔で話した。一方で稲垣さんの、まさかの「ない」という返答に、中村さんは「ええっ!」と驚いた様子。

中村さんが「そうなんですか…これから書きましょう!」とすすめてみるも、「実際に言葉ではっきり伝えたほうが、手っ取り早いかなって。字にもコンプレックスがあって…」と稲垣さんはあまり乗り気ではない雰囲気を見せた。

2人とも貰ったことはあるとのことで、稲垣さんが「出してくれている人からすれば、ファンレターももちろんラブレターだと思うんですけど(笑)」とアイドルっぽい話をして会場を盛り上げる。

稲垣さんは続けて、忘れられない1通のラブレターがあることを明かした。小学校低学年の時にもらったものだが、中身は見ていないそう。「渡そうとしてくれていたことを聞いただけで。僕2つ上にお姉ちゃんがいるんですけど、姉がその子から受け取って、僕に渡さず、そのまま(相手に)返しちゃったらしいんですよ。なぜ返したのかまだ姉に聞けてなくて、迷宮入りなんです」と、思いがけないエピソードも披露。

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また、夫婦生活を描く今作品のストーリーにちなみ、司会者が「もし結婚したら大切にしたいこと、理想の夫婦像はありますか」と聞くと、中村さんは、“友達みたいな夫婦”が理想だという事を明かした。「何でも話せるけど、相手に寄りかかりすぎず、お互いに自立した関係性の」とコメント。

稲垣さんも、「僕もそういう形がいいなあと思って。ほど良い距離感を持ちながら、家族だけど、ある程度他人としても認め合えるような。家族だからってベタベタするわけでもなく、友達でいられる…あれ、ゆりさん、気が合いますね」と中村さんの方を向くと、「そうですね。ありがとうございます(笑)」と中村さんも笑顔を返した。

中村さんは稲垣さんと共演する中で、「自分が予想していなかった役の感情を引き出してもらった」と言い、スクリーン上で見る2人のやり取りも楽しみだ。

最後に、「皆さんの大切な映画っていっぱいあると思うんですけれども、その仲間入りができたら嬉しいです」と締めくくった。


●映画『窓辺にて
2022年11月4日(金)より絶賛公開中

出演:稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ
監督・脚本:今泉力哉
題歌:スカート「窓辺にて」(ポニーキャニオン/IRORI Records)