何か形として残していいかなと思って
「少年隊」のリーダーとして一世を風靡し、現在は俳優・演出家として活躍する錦織一清が7日、著書「錦織一清 演出論」(日経BP)の発売記念会見を都内で行った。
「錦織一清 演出論」は、舞台にかける思いや独自的と言われている演出手法、今後の展望などを綴った自身初となる著書。演劇界や役者を志す若者、演劇を愛する人、すべての舞台関係者に手にとってほしい1冊に仕上がった。
1995年上演の舞台「PLAYZONE'95 KING & JOKER 映画界の夢と情熱」以降、さまざまな作品の脚本・演出を手がけてきた。
錦織は「かれこれ90本の作品を演出してきた。最近は若い人たちのお仕事が増えまして。なぜ増えたかというと、自分が年をとっただけなんですけど(笑)」と笑わせつつ、「共演する若い人に向けて話していることが毎度同じ。それを何か形として残していいかなと思って作らせていただきました」と出版までの経緯を紹介した。