(撮影:玉置順子 t.cube)
顔の印象をパッと華やかにし、いきいきと幸せそうに見せるのがリップカラー。大人の唇の加齢変化をカバーし、ひと塗りで健康的な血色感とモダンな美しさを演出するリップメイクを、山本浩未さんが提案します(撮影=玉置順子(t.cube)=人物、ケビン・チャン=商品 ヘア&メイクアップ=山本浩未 スタイリング=日置彩 モデル=樹神 取材・文=片岡えり)

口紅は年齢を重ねた唇の味方

いくつものアイテムを駆使せずとも、ひと塗りで印象をガラリと変えられるのが、口紅。マスク生活で塗らなくなった、という人も多いかもしれません。「最近は、外食の機会も増え人前でマスクを外すシーンも多くなりました。そんなとき、唇に赤みがあるだけで華やかに見え、手っ取り早く《きちんと感》も出せる。成熟世代こそ口紅の力を利用したいものです」と、山本浩未さんはアドバイスします。

さらに、大人にとってリップメイクが必要な理由を解説。

「年齢を重ねた唇は、色、質感、形が変化しています。赤みが減り色がくすむ。シワが増えてカサカサになる。梅干しのようにしぼみ、唇が痩せて貧相に。それらをカバーするのが口紅です。リップグロスやバームよりも鮮やかに色づき、曖昧になった輪郭もくっきり。密着力、保湿力、持続力にすぐれた口紅なら、唇に自信がなくなった世代の味方になってくれるはずです」(山本さん。以下同)

ボウタイブラウス¥42,900/キオイ(紀尾井の杜倶楽部) ピアス¥48,400/カプリシャス(エスジェイ ジュエリー )

○使用アイテム