田中 だから俺がやり過ぎないほうがいいのかなと思うこともあるんですよ。でも、俺は俺で腕を磨きたいから、結局やっちゃう。書いていかないと、うまくもならないじゃないですか。
清水 楽しみに待っているお客さんへの責任もあるもんね。
田中 こんなおじさんになっても見に来てくれるファンの人たちがいますから。
山根 あと、テレビだと最近は2人がバラバラの仕事も多いので、ライブは唯一コンビでやれる貴重な時間ではありますね。
清水 2人で飲みに行ったりすることは、さすがにないよね。照れくさいし。
山根 はい。それと、目立つのを避けたい気持ちが強いですね。
清水 確かに目立つ! 以前、どこかの空港で2人が一緒にいるのを見かけてびっくりしたもの。
山根 仕事が終わって帰るときでも、わざと離れて歩かないと、「あ、アンガールズだ!」ってなっちゃう。別々なら、ただの「でっかいおやじ」でスルーされるんだけど。
清水 それもコンビの力だよね。2人が一緒になった途端、足し算以上のパワーになるっていうか。
田中 でも清水さんは1人だから、やりたいようにできて、その点は気楽でしょう。
清水 気楽なんだけど、スベったときとか、マネージャーに注意されたときは、いい年して1人でシュンとなるよ。
山根 今さら、マネージャーに何を注意されるんですか?
清水 たとえばテレビ番組で「今日のゲストはアンガールズです」ってなったとき、アンガールズがちょっと苦手だったりすると、顔にハッキリ出てるらしいの。
田中 あははは。それはまずいでしょう。怒られるの当たり前じゃないですか。そこは山根みたいにポーカーフェイスでいきましょうよ。