I like to buy cream puffs when I am at the station.
(駅でシュークリームを買うのが好き)
【キーワード】
cream puff = シュークリーム
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英語で通じない、不思議なデザート
日本の駅へ行くと、僕はいつも食欲をそそられます。構内の店舗に、おいしそうなお土産がたくさん並んでいるからです。揚げ物もあるし、シュークリームの甘い香りは、遠くからでもわかりますね。
僕は日本で初めて「シュークリーム食べる?」と聞かれたとき、思わず断ってしまいました。英語のネイティブにとって、「シュークリーム」は、shoe cream(靴を磨くクリーム)に聞こえてしまう。ちなみに靴クリームは通常、shoe polishというので、別のものだろうと察してはいますが、おいしそうな感じがしないのです。実際に日本のシュークリームを食べて、そのおいしさを知ったのは後のことでした。
シュークリームは英語で、cream puff(クリーム・パフ)。日本語のシュークリームは、フランス語のchou a la creme(シュ・ア・ラ・クレーム)に由来するようです。直訳すると、「クリーム入りキャベツ」。聞くとお洒落ですが、クリーム入りキャベツだとなんだかおいしくなさそうですね。
料理に関するフランス語は、英語圏でもよく使われています。カタツムリを英語でsnail(スネイル)というと気持ち悪いですが、escargot(エスカルゴ)だとお洒落です。鶏肉の赤ワイン煮も、英語でchicken with wineだとそのままですが、coq au vin(コッコーヴァン)というと、エキゾチックでおいしそうなイメージがわきませんか?