写真店を営んでいた実家には、フィルム用のカメラも残っていて(写真はイメージ。写真提供:photoAC)

メルカリの累計利用者数は、約4800万人。「こんなの売れるかな?」というものでも、「欲しい!」という人がいる可能性はある。試しに出してみる価値はあるかもしれない。

「まさか、生垣の下から出てきた看板が売れるとは思いませんでした」と語るのは、亡くなった父親が和歌山県で写真店を営んでいたという河合優紀さん(50歳)。実家に帰省した際、伸びていた生垣を剪定したら古いフジカラーの看板が出てきた。

「レトログッズのコレクターがいるかも、と思ってメルカリに2500円で出品したところ、一瞬で売れて。もう少し高くしてもよかったかもしれません(笑)」(河合さん)

実家には、フィルム用のカメラやさまざまなメーカーの販促グッズなどがまだまだ残されているそうだ。「それを売る時は、少しでも高値がつくようにネットオークションを利用しようかな」と河合さんは言う。

 


《ルポ》わが家で見つけた意外なお宝
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【2】メルカリで大型家具を売却
【3】廃棄品を修復して甦らせる


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