世界初の舞台化に挑む

主人公・美奈を演じる花總は、今回の舞台に際して、「奈美が動き出さないと物語が始まらないと言えるほど、常に皆を引っ張っていく役。(出番も多く)こんなに出ずっぱりな舞台は初めてかもしれないです(笑)。少し混乱することもありますが、そこも楽しみに変わるよう、体に早く馴染ませていきたいと思います」と意気込みを語った。

続けて、「SUNNY」のリーダー・千夏を演じる瀬奈は、「この5人(花總、瀬奈、小林、馬場園、佐藤)の空気を舞台でも表現したいです。そして若者たち(高校時代を演じる役者たち)が本当に素晴らしくて、若いエネルギーとパワーの凄さを感じながらの力を貰っています」とコメント。

小林が演じるのは、やんちゃだった高校生時代から一転し、セレブマダムになったみどり役。「みどりは高校生の頃からとにかく口が悪いんです。今回はセリフで、罵り言葉に挑戦していますが、難しくていつも悪戦苦闘をしています(笑)。稽古して思うのは、友情とか絆とか、古くからの仲間っていいものだということ。ご覧になった方が温かい気持で帰っていただけるように、私も精一杯頑張りたいと思っております」と熱意を示す。

馬場園は、食いしん坊でパワフルな、保険会社で働く桜を演じる。稽古の時には、朝からお米を2合炊き、特大の握り飯を3個作るそうだが、午後3時にはお腹が空いてしまうというエピソードを披露。「歌もダンスも躍動感あふれる役なので、すぐ腹が減るんです(笑)。それでも、皆さんの足を引っ張らないように、本番に向けて、完璧にして行きたいと思います」と、会場を笑いに包んだ。

佐藤は、裕福な家庭で育つも現在は生活が苦しい好恵を演じる。「好恵は学生時代とのギャップが激しい役で、清楚でキャピキャピしてたのに、大人になったらスナックで働いている。お酒の飲み方って難しいよな、とすごく共感できる部分もあります」とコメント。

出演者20人中、2人しか男性がいない中で、8役をこなすという片桐。「キラキラしたり闇があったりという女性たちの中で、フラットな位置にいる役として皆さんのサポートをできるように頑張りたいです」と話した。