これからの家とは

私が生きてきた時代、基本的に家は一生もので、一つの家を買うため、ローンを払うために定年まで働き続けるのが当たり前でした。週末にセカンドハウスで暮らす、という選択肢は一部のお金持ちだけに許された特権だったように思います。

しかし、私の周りを見る限り、今はそうでもなさそうです。いつかかなえたい夢、というわけでもなく、実際に動き出している方が増えているように実感しています。

旅行とは一味違う形でより少し深く地元とかかわる。それでいて、これからも増えていく可能性の高い空き家を、むしろポジティブに使う人が増えるのはやっぱり良いことだし、使う当人にとっても楽しいことなのではないでしょうか。

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