宝泉堂 都の月

ふっくらとした小豆を
寒天でまあるく閉じ込めて。
小豆処の菓子をお伴に
秋のひとときを

 

もともと小豆菓子専門の製造卸だった宝泉堂。その菓子を召し上がった江戸小紋作家で人間国宝の故・小宮康孝氏が、「こんな美味しい菓子を作るなら、ぜひ自分で店を出すべき」と助言したのを機に、二十年前に小売を開始しました。小豆の力を生かす宝泉堂の菓子の見た目はシンプル。そこに味で勝負する自信を感じさせます。都の月はいちばん古い定番菓子で、北海道産の小豆をふっくらと炊き、寒天で丸く固めています。パッケージには、綴(つづ)れ織(お)り作家で人間国宝の故・細見華岳氏の絵。ご主人の義父というご縁で、さりげない上品なデザインです。

満月形の寒天を手で割ると、粒の揃った小豆がびっしりとお目見え。その瑞々しさはまるで生菓子をいただいているようです。都の月という名も、今の時季にはことさら嬉しく感じられます。二週間ほど日持ちがしますので、旅のお土産にも最適です。