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歯周病菌がウイルスを活性化させる 正しい歯の磨き方
オーラルケアのポイント

オーラルケアのポイント

厚生労働省の令和4年歯科疾患実態調査によると、初期歯周病と判断される4mm以上の歯周ポケットを有する人の割合は47.9%という結果でした。また、25歳をすぎると歯周ポケットを有する人の割合が増える傾向が見られました。

歯科検診の受診率が高い欧米と比べ、日本は受診率が低く、歯周病の罹患率が高いとされています。歯周病はインフルエンザとの関連が指摘されているだけでなく、口臭の原因のひとつにもなるため、オーラルケアの見直しと定期的な歯科検診が推奨されます。

また、唾液中の菌数を調べた研究では、就寝中に4倍から8倍に増えることがわかっています。歯磨きは1日3回以上行うのが理想ですが、特に夜はゆっくりと丁寧に磨くようにしましょう。

前述したように、重曹入りのハミガキ剤を使うことでも歯周病予防効果が期待できます。

若林健史先生
歯科医、若林歯科医院院長、歯周病の専門家として雑誌・テレビなどマスコミで活躍。わかりやすく歯周病の知識を解説することで好評。
日本大学客員教授 日本歯周病学会理事、日本歯周病学会専門医・指導医
日本臨床歯周病学会認定医・指導医、米国歯周病学会会員
日本アンチエイジング歯科学会会員・認定医・メディカルアロマコーディネーター
日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤医員