年齢とともに不足する油分やレチノールなどの美容成分をバランスよく、しっかり肌に届けられるのがクリームの強みです。だからこそ50代以降は、クリーム使いがマスト。肌悩みや肌タイプ、使い心地で選んで、朝晩のケアに加えましょう(撮影◎ジョン・チャン 取材・文◎古屋美枝 スタイリング◎シダテルミ)
クリームの疑問Q&A
Q1)50代以降はクリームを使ったほうがいい?
「50代の肌は20代と比べると、皮脂量が約半分になってしまいます。油分を補うためにもクリームはマストと言っても過言ではありません。実はクリームを塗布すると、皮膚温が2℃ほど上昇、血流が良くなって肌代謝が上がるという研究結果も。
また、油溶性の美容成分であるレチノールやビタミンEなどを多く配合できるため、肌の深部にまで届けられるというメリットもあります。大人世代が使わない手はありません」(小西さやかさん。以下同)
Q2)乳液との違いは何?
「一般的に、乳液の油分は約20〜30%。対してクリームは約30〜40%というのが大きな違いです。50代以上の肌は真皮や皮下組織の厚みが薄くなっているのに、表面の角層だけは厚くなっている状態。そのため水分が浸透しにくく、油分は浸透しやすい。ですから、美容成分をしっかり肌に届けたいなら乳液よりクリームがベスト。
ベタつくのが苦手という人は、夜だけでもいいので活用しましょう」