通常価格よりも大幅に値下げされて売られている「見切り品」。物価が高騰する昨今、食費を抑えられる家計の強い味方です。ただしよく確かめずに買ってしまうと、かえってお金や食品を無駄にしてしまうことも。食品が見切り品になる理由と注意点をまとめました。
この記事の目次
見切り品になる理由は?
〈賞味期限・消費期限が近い〉
賞味期限や消費期限が近い商品は、値引きされて売られます。買ってすぐに食べるなら、期限に余裕がある商品を買うよりもお得です。また、最近ではSDGsの観点からも「商品を奥ではなく手前からとる」ことも推奨されています。
なお、賞味期限は「この日までならおいしく食べられる」という期限を指します。これを過ぎると風味や食感が劣化する可能性がありますが、安全性に問題はありません。
一方、消費期限は「この日までなら安全に食べられる」という期限です。これを過ぎてしまうと安全性が保証されなくなりますので、賞味期限との違いに注意してください。
ただし、いずれも「袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存」すること。開封したり、気温の高すぎる場所に置いていれば状態は変わってきますので、注意してください。主に、お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
〈規格外商品〉
傷がついたり形が崩れたりした野菜・果物や外装が破損した加工食品など、見栄えの悪い商品を規格外商品といいます。品質自体は正規品と変わりないことが多いため、見た目が気にならないなら狙い目です。
〈棚落ち商品〉
「棚落ち」とは、売れ行きの悪い商品や季節が過ぎてしまったイベント商品を陳列棚から外すことです。
人気がない商品や季節外れの商品をいつまでも陳列棚に置いておくと売上に影響してしまうので、棚落ち商品として値引きし販売されます。
〈旧商品〉
商品のパッケージデザインや成分などがリニューアルされると、旧商品を早く売り切る必要が出てきます。
パッケージデザインのみが変更されたケースなら、中身はリニューアル前後で全く変わらないため、旧商品を買ったほうがお得です。