日々のケアにオイルを取り入れるのは、大人の肌にとっていいことだらけ。なじみがよく、肌をやわらかくするほか、水分を取り込んでツヤ肌に導きます。冬の乾燥対策にも一役買ってくれるでしょう。そんなオイルの魅力を、オイルコンシェルジュのYUKIEさんに解説してもらいました。(撮影◎ケント・チャン スタイリング◎大沼静 取材・文◎古屋美枝)
ブースターのほか、オイルパックなどにも
スキンケアにオイルを取り入れる最適な手順はあるのでしょうか。
「洗顔後、少し水分が残った状態の肌に、オイルをつけて軽くハンドプレスする、ブースター(導入)ケアに使うのがおすすめです。こうすると、その後につける化粧水の浸透力を高めるため油分とともに水分も肌に補給でき、表面はベタつかないのにもっちりした肌に仕上がります」
肌がくすんでごわつく人には、入浴中のオイルパックやオイルバスも効果的です。
「バスタブに浸かったまま、洗顔後の顔全体にオイルを塗布し、上からラップを。蒸しタオルを当てて数分置きます。お風呂のスチーム効果も相まって、毛穴が開いて汚れが落ちやすくなる一方、オイルの有用成分が浸透するので、一石二鳥です。オイルバスは、顔用オイルを湯船に数滴垂らすだけ。お湯がやわらかく、油膜により冷めにくくなるのがメリットです。手の届きにくい背中などまでオイル成分が塗布でき、全身保湿が叶います」