食費が節約できる意外な「株主優待」
まず、筆者がお気に入りのエディオン(2730※)(株価1,803円、最低投資額18万300円)から紹介します。
エディオンの株主優待はギフトカード優待で、100株だと1年未満3,000円分、1年以上で+1,000円分(合計4,000円分)、2年以上で+2,000円(合計5,000円分)、3年以上で+3,000円(合計6,000円)と、保有年数が増えるごとに額も増えていきます。
エディオンの株主優待は、公式通販で利用ができ、家電以外にお酒や食品も買うことができます。過去にフリーズドライのお味噌汁や、乾麺のうどんを買い、食費の節約に役立てました。
※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。
ビックカメラ(3048)(株価1,679円、最低投資額16万7,900円)の株主優待は、ビックカメラやコジマの店頭のほか、ビックカメラ.comでも使える優待券です。100株保有では2月2,000円、8月1,000円の年3,000円がもらえ、長期保有すると、8月権利では100株で1年以上1,000円追加、2年以上で2,000円が追加され、長く保有すると「年5,000円」になります。
またビックカメラのお店に行くと、大型店では、お酒やおつまみ、輸入菓子が買えたりします。
このように、家電量販店の株で家電を買うのはもちろんですが「食費節約」もできるのです。
アルペン(3028)(株価2,005円、最低投資額20万500円)の株主優待は、100株で2,000円相当の優待券(年4,000円)です。
この優待券はアルペンやアルペンアウトドアーズで利用でき、過去にキャンプ飯と交換できました。スポーツウェア、スポーツシューズのイメージが強いですが、交換できる商品は幅広いです。
キャンプ飯の価格はスーパーマーケットで買うよりも少し高いものの、ボトルに入っただし入りの味噌に挑戦できたこともあり、いつもは使わない食材を買って使う楽しみもありました。
そして、通販大手のベルーナ(9997)(株価761円、最低投資額7万6,100円)の株主優待は、通販で使える割引券をもらうこともできますが、複数の商品から選ぶこともできます。
100株では、大福、梅干し、日本酒が定番で、2024年9月度の株主優待商品にも同じ内容がありました。筆者は過去に大福と交換したことがあり、家族にも評判でした。500株になるとレトルトカレーや銀座バトンパイ、1000株になるとお米(つや姫)も選べるようになります。
高級ホテルへの投資事業を行う不動産投資会社ウェルス・マネジメント(3772)(株価1,054円、最低投資額10万5,400円)の株主優待券は、シャインマスカットや奇跡のトマトと交換することもできます。
株主優待は「自社グループ運営ホテルで利用できる株主優待券」で、優待権利月は12月、6月、9月の3回。200株保有(投資額21万800円)で2,500円の券がもらえ、年3回の優待権利で合計7,500円分の優待券となります。株主優待券でフルーツがもらえるなら家庭の食卓がはなやぎそうですね。