家庭内のただならぬ異臭に悪臭。これは一体、何──!? 発生源はまさかの家族でした。ニオイがもたらした衝撃の出来事とは 

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●ハゲるのを気にして“湯シャン派”の夫に

最近、どこで入れ知恵されたのか「シャンプーは使っちゃダメなんだ」と言い出した夫。聞くとシャンプーは頭皮を傷めて薄毛の原因になるので、お湯だけで洗うのがいい、という主張。当然、脂汚れが取れず、夫の頭皮からは酸化したような異臭が漂います。

ある日、寝ている夫の顔に、使用済みの夫の枕カバーをかけてみました。見た目はまさにご臨終。異臭に気がつき目を覚ました夫に、「ハゲてもいいから頭を洗って」と宣告。さすがにわがニオイを自覚したようで、湯シャン生活はめでたく終わりを迎えました。(パート・53歳)

 

●微笑ましいいたずらのおかげで

わが家には重大な問題が。父の足がとにかくクサいのです。消臭靴下や除菌石鹼を使ってもらっても改善しないニオイに、全員、閉口していました。

ある日、出かけようとした父がふと見ると靴の中に紙切れが。子どもの字で「おじいちゃんの足はうんち」と書いてあるではないですか。姪の微笑ましいいたずらだったのですが、子どもは正直です。感じたことをそのまま書いたのでしょう。その日以降、父は驚くほど足を清潔にするようになりました。よほどショックだったのですね。私と母は大笑いでしたが。(主婦・40歳)

 

●逆上、暴言……スメハラ地獄の結末は

夫が40歳を過ぎた頃から、頭の脂のニオイや口臭が気になるように。初めはやんわりと伝えていたのですが、どこ吹く風。その饐(す)えたようなニオイのために、次第に、近づくだけでも体調が悪くなるようになりました。とんだスメルハラスメントです。

ある日、「あなたのニオイに耐えられない」とはっきり告げると夫は逆上。以来、私に暴言を吐くようになり、なんと浮気をほのめかすように。私は内心(あんなにクサい人と不倫する女性なんているわけがない)とタカをくくっていましたが、噓であってもその態度が許せず、ついに離婚を決めました。(主婦・59歳)