日本には墓を引き継ぐという慣習があります。しかし、時代とともに家族のかたちや価値観が多様化し、「供養」の選択肢も増えてきました。葬儀・お墓・終活コンサルタントの吉川美津子さんの解説で昨今のお墓事情を学びながら、先々のことを考えるヒントにしてみましょう。最後は、お墓に関する悩みに吉川美津子さんが答えます。(構成=村瀬素子 イラスト=コーチはじめ)
Q. 夫婦別々のお墓に入りたい
A.
夫婦は同じお墓に入らなければならないという法的な決まりはなく、誰しも自分が入るお墓を自由に選ぶ権利があります。
自分のお墓を用意する、永代供養のお墓を契約しておく、散骨の意思を伝えるなどの選択肢のほか、承継者の許可を得れば、実家のお墓に入ることも可能です。
ただ、考慮すべきは家族の負担。夫と別のお墓を設けると、子どもは守るお墓が2つになります。必ず、事前に希望を伝えましょう
夫婦は同じお墓に入らなければならないという法的な決まりはなく、誰しも自分が入るお墓を自由に選ぶ権利があります。
自分のお墓を用意する、永代供養のお墓を契約しておく、散骨の意思を伝えるなどの選択肢のほか、承継者の許可を得れば、実家のお墓に入ることも可能です。
ただ、考慮すべきは家族の負担。夫と別のお墓を設けると、子どもは守るお墓が2つになります。必ず、事前に希望を伝えましょう
Q. ペットと同じお墓に入るには?
A.
自分が入るお墓がすでにある場合は、墓地の使用規約や管理規定を確認しましょう。
現状は「ペットの遺骨は不可」とする墓地が多数派。しかし近年は「ペットも家族の一員。一緒に眠りたい」というニーズに応え、同じ区画内に納骨できるタイプや、墓地の一画をペット専用区画として販売している墓地なども増えています。
新しく建てる場合はそういうお墓を選んで
自分が入るお墓がすでにある場合は、墓地の使用規約や管理規定を確認しましょう。
現状は「ペットの遺骨は不可」とする墓地が多数派。しかし近年は「ペットも家族の一員。一緒に眠りたい」というニーズに応え、同じ区画内に納骨できるタイプや、墓地の一画をペット専用区画として販売している墓地なども増えています。
新しく建てる場合はそういうお墓を選んで