純烈のリーダー・酒井一圭さん(撮影=水野昭子)
全国のスーパー銭湯の大広間をお客さんでいっぱいにする、ムード歌謡グループ「純烈」。そのリーダーでプロデュースも担当する酒井一圭さんが、悩める淑女に寄り添います!?(撮影=水野昭子 イラスト=風間勇人)

《 お悩み 》


《 酒井さんの解答 》


選択する、選択される覚悟を

機械化、IT化、AI化が顕著になる以前の昭和の時代、人々は会社や工場などで束となって働いていました。一億総中流を目指していた敗戦後の日本には、このパワーやムードが恐ろしくハマったこともあり、働く人も、成果を意識しなくとも達成感や幸福感を得られていた。でも、今はどうでしょう? 不景気が続き、会社は成果を出さなければ潰れてしまいます。

私は芸能界に身を置いておりますので、「いる」か「いらない」か、また全国で歌う純烈ですから、「呼ばれる」か「呼ばれない」かという二択に、商品である以上は日々晒されているわけです。

でもこれは、どなたにも当てはまることだと思います。ましてや経営者だって会社に不必要な場合は退任の選択をする、または退任を迫られるわけです。では、そこで雇われて働く選択をしているのは誰か。あなたです。どうして成果主義の会社に留まっているのでしょうか。選択すること、そして選択されることへの覚悟が今のあなたに必要だと感じました。その意識が希薄な方が退場せざるをえなくなる可能性は、特に現在は高まっていると思います。そう理解したうえで、性格を変えるか変えないか、どっちでもお好きなほうを選択すればよいでしょう。