この連載では京都ならではの美しい小物を紹介。今回は実用性と美しさを兼ね備えた煎茶道具一式です(小物選・文=ふくいひろこ 撮影=山形屋平兵衛)
かみ添
唐紙アート〈唐紙カード〉
暮らしに小さな伝統美を
日本家屋の襖などに使われる唐紙は、胡粉と雲母という二種類の白い顔料を用いて文様を刷った和紙です。マットな胡粉とキラキラ光る雲母のコントラストが特徴的ですが、そこにさまざまな色の岩絵の具が加わり、多種多様な意匠が生まれます。
通常、伝統文様が多い唐紙ですが、かみ添の唐紙にはモダンアートのような抽象表現も多く見られます。
グラフィックデザイナーでもある店主は、京唐紙の老舗で修業を積んだのちに独立。店内には唐紙のカードや便箋、ポチ袋など、日常的に使えるものが並びます。
カード類は額に入れても楽しめそう。小さな伝統美を暮らしの中で気軽に取り入れてはいかが。
\もう一品/
白い顔料だけで刷られた美しいポチ袋。
〈唐紙ポチ袋3枚入1000円〉
※記事内の商品価格はすべて税込です
かみ添
京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
電話075・432・8555
営業時間:12時~18時月曜休(不定休あり)
取り寄せ方法:info@kamisoe.com、Instagramのダイレクトメール
公式ホームページ:http://kamisoe.com
公式インスタグラム:@kamisoe_kyoto