この連載では京都ならではの美しい小物を紹介。今回は唐織や二重織と呼ばれる伝統的な織を用いた美しいバッグです(小物選・文=ふくいひろこ 撮影=山形屋平兵衛)
eiziya ZOU
口金バッグ〈唐織/二重織〉
歴史ある織元が提案するモダン柄のバッグ
伝統的な織を用いたバッグ。手前は唐織、奥のものは二重織という技法の絹織物が美しい逸品です。唐織とは、能装束や着物の帯などに用いられる織物で、刺しゅうを施したかのように表面が立体的になっています。
二重織は、経糸と緯糸に違う色を使って文様を織り出しますが、名の通り二重の組織になっていて、こちらもふっくらとした仕上がり。色遣いの妙でしょうか、鳥の意匠はエキゾチック、七宝も伝統文様なのにモダンな印象です。持っているだけで気分が上がります。
eiziya ZOUは、 江戸後期創業の織元・永治屋清左衛門が昨夏にオープンしたショップで、伝統美を新感覚で提案するラインナップに注目です。
\もう一品/
同じく唐織の布で作られたZOUチャーム。 二頭身でころんとした象のアイテム。 〈ZOUチャーム〉各4400円
※記事内の商品価格はすべて税込です
eiziya ZOU
京都市中京区三条通室町西入衣棚町61三笠ビル1階
電話:075・221・3655
営業時間:10時半~17時半 水曜休
取り寄せ方法:電話、ホームページオンラインショップ
公式ホームページ:https://eiziya-zou.com/