日生劇場は2023年、日生劇場開場60周年を記念し、上橋菜穂子(60)による小説『精霊の守り人』を初の舞台化、2023年7月29日(土)から公演すると発表した。
『精霊の守り人』は、精霊の卵を宿した幼いチャグム皇子と、皇子を守る凄腕の短槍使い、女用心棒・バルサの冒険を書いたファンタジー小説。シリーズ10巻と外伝3巻で紡がれる壮大な物語は、25年以上にわたって世界中で愛され、これまでTVドラマやアニメ、ラジオドラマなど様々な形で親しまれている。
上橋さんは、2023年3月2日に発表となった吉川英治文学賞の第8回文庫賞を、「守り人シリーズ」(新潮社)で受賞したばかり(贈賞式は4月11日)。
NHKのドラマ 大河ファンタジー『精霊の守り人』では綾瀬はるかがバルサを演じて公表を博していたが、舞台化は今回は初となる。
バルサ役には、宝塚歌劇団で花組トップスターとして活躍、退団後はドラマで舞台で幅広く活躍し、3月18日に最終回を迎えた『大病院占拠』(日本テレビ系)でも危険を顧みず現場で実況を続ける動画配信記者・因幡由衣役を熱演した明日海りお。5月公演のミュージカル『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』に続き、日生劇場で2作品連続での主演を務める。
Wキャストとして、AKB48、NMB48での活動を経て、昨今は『Endless SHOCK』など、ミュージカルで活躍中の梅田彩佳が演じる。
バルサを見守る呪術師見習い・タンダ役には今井翼、山崎樹範がWキャストで決定。雛形あきこ、渡部秀、水石亜飛夢、小野塚勇人(劇団EXILE)、健人、唐橋充など豪華出演陣の他、声の出演として、麻実れいが作品を彩る。