立花さんがオーディオに凝っていたころ、戸塚さんに贈った純金製のCD。名器・ストラディヴァリウスの演奏を録音した1枚(写真提供:戸塚さん)
立花隆(たちばな・たかし)1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科を卒業後、文藝春秋に入社、『週刊文春』の記者となる。66年に退社し、東京大学哲学科に学士入学。その後、ジャーナリストとして活躍する。83年に菊池寛賞、98年に司馬遼太郎賞を受賞。『宇宙からの帰還』『臨死体験』ほか著書多数。2021年4月30日、急性冠症候群のため死去。享年80(撮影:本社写真部)
「立花さんは、日本では〈知の巨人〉と呼ばれていたようだが、遠くフランスに住んでいる私には、〈知の巨人〉という言葉になじめなかった。ひそかに〈日本のラブレー〉に見立てていたせいもある」
2021年6月26日、フランスの『ル・モンド』紙にフィリップ・ポンス氏(同紙・元日本特派員)による立花さんへの追悼文が大きく掲載された(写真提供:戸塚さん)