ネタ合わせをしたいのに連絡がとれない

ところが、そこから連絡がとれない……。ピン芸人らしいあまのじゃくなんですかね。あとから聞いたら、「OKもらったから、それでもう安心した」って。「いやいや、どゆこと?」っていう。

予選が近づいてきてネタ合わせをしたいのに、LINEは無視、電話にも出ない(笑)。いちおう僕のほうが12年先輩なんですよ。

『僕はどうしても捨てられない。』(著:おいでやす小田/発行:ヨシモトブックス、発売:ワニブックス)

僕はゆりやんを妹みたいに思ってるところがあって、向こうも気を許してるのか、けっこうナメられてます。

でも、同じ事務所なんで、当然、劇場で会うじゃないですか。同じ出番のとき、ゆりやんが楽屋に入ってきたんですけど、僕を見た途端、「うわっ、見つかった」みたいな顔して、バーっと逃げよって。

絶対にムリじゃないですか、逃げるのなんて。それで、ゆりやんつかまえて「どういうことやねん。なんや無視して~っ!」って言ったら、「すいません」みたいな。

人当たりがいいし本当にええ子やから、こっちも怒れないんですよ。結局、予選はゆりやんがやりたいことだけ勝手にやって、時間オーバーで落ちました……。