【施工事例・洗濯物が干しづらい家のケース】
→乾燥機で洗濯動線をゼロに

●よく洗うものを洗濯機周りに置く

朝、洗濯機をまわし、重い洗濯物をカゴに入れて庭や2階のベランダの干し場まで運ぶ。乾いたら取り込んでリビングでたたみ、それぞれのクローゼットやタンスの引き出しにしまっていく。この一連の作業に負担を感じる人は少なくありません。

私が解決策としてよく提案しているのは、衣類乾燥機やドラム式洗濯乾燥機の導入です。「洗濯物はお日さまの下で干したい」という人もいるでしょうが、乾燥機があれば天気を気にする必要がないというメリットが。

ガス乾燥機だと電気よりも短時間で乾き、タオルなどは外干しよりもふんわりと仕上がります。何より、大規模なリフォームに比べてもよほど費用が抑えられるのです。

夫婦2人暮らしだと、それほどたくさんの洗濯物はありません。よく洗うものの代表格であるタオルや下着、パジャマなどを洗濯機周りの引き出しに入れるようにすれば、動線はほぼゼロです。

おしゃれ着など、どうしても乾燥機にかけたくないものは、クローゼットのある部屋にポールを置き、ハンガーにかけて干す。乾いたらそのままクローゼットにかければ、楽に片づけられます。

 

(イラスト◎ひしだようこ)