空き巣と強盗それぞれの対策とは
ここからは、具体的な犯罪の手口と対策をご説明しましょう。
泥棒の手口として最も多いのは、「空き巣」です。こっそり家に侵入し、できれば住人に遭遇せずに金品を盗んで帰りたいというのが本音ですから、留守中に狙われるケースが多く、5分から10分程度で退散します。
そこで知っておいてほしいのが、「音」「光」「時間」「人の目」の「泥棒が嫌う4原則」です。罪を犯す人間の心理としては、やはり捕まらずに済ませたいもの。その点、「音」や「光」が出ると、周囲に不審者の存在を知らせることができるため、大変有効です。
急に大きな音が鳴ったり、光に照らされたりすれば、逃げ出す犯罪者が大半。窓枠には開けたら音が鳴る「窓アラーム」や「防犯ブザー」、玄関や庭には「人感センサー」をつけるなどの対策をしましょう。
次に「時間」ですが、警察庁が運営する防犯サイト「住まいる防犯110番」によれば、泥棒の約7割は、侵入に5分以上かかると諦めるとのこと。侵入される際の時間を稼ぐため、扉に補助錠などの鍵を増やす、窓には防犯フィルムを貼って、割れにくくするのがよいと思います。
そして最後に、「人の目」です。常に「見られている」「撮られている」と感じさせるのが重要。防犯カメラはダミーでも効果があるので、ぜひ設置してください。
「防犯カメラ作動中」と書かれたステッカーも貼っておくと、防犯意識の高さが伝わり効果的。これら4原則を意識して、防犯グッズを探しましょう。