(写真提供:Photo AC)
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回は「片づけは習慣化が一番ラク」です。

片づけは「習慣化」が一番ラク

2024年も気付けば1月が終わろうとしています。お正月が明け、その後は慌ただしく過ぎていった方も多いのではないでしょうか。

繰り返しお伝えしてきた通り、1月は何かを始めるのにぴったりな時期。片づけに関してもまさしくそう。今月中にとにかく「始める」ことを意識してみましょう。

最大のポイントは一気に行うのではなく、少しずつ行うということ。

よく、「一気に片づけて、次に頑張るのは1年後」なんて声も聞きます。でも次が一年後になってしまうことでお分かりの通り、一気にやるとどうしても息切れします。片づけ始めたはいいけど途中で断念、なんてことも。

それよりも、1日5分でいいので「毎日どこかを片づける」という習慣を身につけた方がずっと効率的です。それだけで「今日はどこを片づけようか」などと家の中の見え方が変わってきますし、結果として、見違えるようにすっきりしていくはず。

それを前提に、毎日の中で取り入れたいオススメ片づけ習慣を続けてお伝えしたいと思います。