(写真・図表提供:芳田さん)
普段なにげなく書いている文字ですが、書き方を少し変えるだけで、運気が変わると言います。筆跡仕事人のアドバイスをもとに、「なりたい自分」を目指しましょう(構成=上田恵子 写真・図表提供=芳田さん)

筆跡を変えてなりたい自分に

私は筆跡仕事人として、これまで5000人以上をカウンセリングしてきました。「書は人なり」という言葉がありますが、手書きの文字には本人も気づいていない内面が表れます。

私の行っている筆跡診断は、多くの人の筆跡と性別や職業、属性などの統計学的・心理学的な分析をもとにしたもの。性格や行動パターンを読み解くとともに、筆跡を変えて個性を活かし、能力を伸ばすアドバイスもしています。

筆跡の傾向からその人の職業がわかることも。たとえば、警備の仕事をしている方の場合、警戒心の強さが表れる筆跡が多く見受けられます。「へん」と「つくり」の間隔が狭いことなどがその一例です。

また、婚活で世話を焼く仲人の方の筆跡に多く見られるのが、横幅が大きくなる〈横広型〉の文字。これは筆運びに無駄なエネルギー消費をいとわない=他人の世話を惜しまない、という面が表れていると分析します。