お試し筆跡診断
手始めに「神様」と書いてみましょう。この2文字で大まかな特徴がわかります。書く際は気負わず、いつもどおりに。字の上手下手は関係ありません。
では、ライターさんが書いた「神様」を診断してみます。
「神」のへんの「ネ」と、つくりの「申」の間の空間を〈気宇(きう)〉と言いますが、ここが広い人は、心を開いて周りを受け入れるタイプ。狭い人は、警戒心が強い、人づきあいが苦手、または何かのスペシャリストという見立てになります。
「申」の縦線が上に大きく突き出している〈頭部長突出型〉は、言うべきことをはっきり言う性格でリーダーの資質アリ。「申」の右上の角が丸い〈転折丸型〉は、明るくてユーモアがある、柔軟性に富んだ性格。
「申」の左上が開く〈接筆開型〉は融通性がある。逆に閉じている人は真面目で几帳面です。気になるのは「申」の左下の〈下開型〉。お金が手元に残らず無駄遣いも多そうです。
次は「様」を分析。「木へん」の「はらい」が縦線のかなり下から書かれており、理論より感覚重視、個性的で趣味嗜好にこだわるタイプ。
最後の「右ばらい」を長く伸ばすのは、良くも悪くも仕事や趣味にのめり込みやすく、感動しやすい性格。はらいの上に2つ点が入った書き方は〈装飾型〉と言って、「お洒落でありたい」「人と違う生き方をしたい」気持ちの表れです。
ふつうの人なら改善を勧める書き癖であっても、芸術家やスポーツ選手など個性や才能を重視したい人は、癖を変えないほうがいい場合も。文字とその人の個性で総合的に診断します。