時代考証が面白い
紀香 :ビジュアル撮影の時は、みんな着物の中にボディースーツを着ていました。今回は明治時代のキャッツアイなので、明治ならではの和洋のミクスチュア満載の戦闘服になると思います。お楽しみに♪
明治は、男女の関係も現代よりももっと奥ゆかしい時代。キスも「接吻」。嫁入り前の娘が恋人と手を繋ぐこともハレンチとされている時代ゆえ、私と恋人である俊夫との関係も原作よりますます奥ゆかしく。
剛力 :時代考証が面白いですよね。愛ちゃんは一人称「僕」がトレードマークですけど、この時代はもしかして「拙者」って言ったほうがいいのか?とか最初に演出の河原さんがお話ししていました。(笑)
高島 :明治時代の香りもしつつ、古臭いものではない脚本でしたね。ここに河原さんがどう演出をつけられていくのか、完成が楽しみです。私は原作のある作品に個人的にはすごく緊張してしまう性質。
原作ファンの方のイメージを壊してはいけないというのがありますから。過去にも北条先生の『エンジェル・ハート』の実写版を演じましたが、喋り方とか人物描写に細心の注意を払っていたことを思い出します。
剛力 :私にとってキャッツアイといえば、あの有名な「見〜つめるキャッツアイ♪」という曲。ただ原作漫画は読んだことがなかったので、漫画好きとしては『CAT’S EYE』だけでなく北条司作品をこれからすべて読み漁ろうと思っています!
紀香 :私は物心ついた頃から北条司先生の作品が身近にありました。11くらいの頃かな、『キャッツ・アイ』のアニメを見て、猫のようなしなやかな3姉妹の動きをマネして遊んだり、踊っていたり。ちょっと大人の世界だなぁと憧れていました。北条先生の描く主人公たちは、快活だけどそこにユーモアと色気が溢れていて!