大切に繊細に演じていきたい
高島 :色気といえば、私が演じさせていただく泪姉さんですよね〜。演じさせていただく私は、せっかちで天然ボケって言われていますので、冷静沈着な泪姉さんからは程遠い。まあ、色気って自分でどうこうするモノじゃなくて他人様が判断するものですけど…。
私は最近、年をとって大人になるどころかUターンして幼くなったところがありますから。ただ役者としては、自分と程遠いキャラクターの方が演じやすいのはあります。
ネタバレになっちゃうんですけど今回の役どころでは、男装などもありまして、河原さんを通して宝塚出身の美弥るりかちゃんに色々と教えてもらおうと約束を取り付けました。詳しくはヒミツですので、その成果はぜひ舞台を見にきてください。
紀香 :私は90年代に、映画で泪姉さんを演じさせてもらいましたが、当時は若かったので役作りはかなり「大人っぽくしなきゃ」なんて頑張っていた思い出が。(笑)
今回は、舞台で瞳としてのお役。活発で負けず嫌いなところもあるけれど、キャッツアイとしての使命と、幼馴染みで、刑事である恋人トシとの間で揺れ動く女心を大切に繊細に演じていきたいと思います。
剛力 :私も愛ちゃんはボーイッシュなところが自分に合っている気がしています。理系で機械に強いっていうところは私にはない特徴ですが、性格だったり男勝りなところが似ています。
「僕」って自分のこと呼んでいる女の子にも憧れていた時がありますね。逆に似ているところが多いので、意識して、“剛力彩芽”ではなくちゃんと「愛ちゃん」として舞台に立たないとと思いました。
紀香 :本当にピッタリ!可愛い妹!
剛力 :嬉しいです!