《 ヒント3 》

「家族の秘書」から卒業する

家族のスケジュール把握、学校や習い事先から配られるプリントや手紙類のチェック、毎月の請求書……。夫も子どもも「お母さんが全部わかっている」とまかせっきり。いえいえ、私はみなさんの秘書じゃありません。その積み重ねを引き受けていると、あなたはキリなく続く家事に忙殺されることになるのです。

学校からのプリントや手紙類は、一人ひとりの引き出しを設け、そこに入れてもらう。各人宛の郵便物は私がそれぞれの引き出しに入れておきますが、中身を確認し、紙やビニールの封筒を分別してゴミ箱に入れるのは、もちろん本人の役目です。

引き出しのプリントに私が対応しなければ、私の責任ですが、そもそも子どもが引き出しに入れていなければ、「お母さん、あれ用意しておいてくれなかったの」と苦情が出ても、本人の責任です。

文句は言わない、でも尻拭いもしない、という姿勢を続けていると、家族も次第に動くようになってきます。

 

《 ヒント4 》

「ほっとく家事」を取り入れる

食べ終えた食器はすぐに各自で洗う。それもいいですが、毎食後に洗わず、数回分まとめて洗うという手もあります。

ドラッグストアで手軽に買える過炭酸ナトリウムの粉と粉せっけんをお湯で溶かした洗いおけに、食器や調理器具をつけ置き。私は夕食後の片付けが苦手なので、つけ置きで放っておいたまま、翌日、朝食後にまとめて洗っています。

過炭酸ナトリウムを使ったつけ置きは、キッチンスポンジやお弁当箱のイヤなニオイも消してくれます。除菌、漂白ができるので、洗濯にも使え、排水口のお掃除、頑固な油汚れのある換気扇やコンロの五徳にもOK。

お風呂上がりには、浴槽の残り湯を利用して、バス小物やシャワーホースをつけ置きしておくと、寝ているあいだにきれいに。ズボラさんにオススメの「ほっとく家事」です。