息子の木久蔵さん(右)と孫のコタさん(中央)と三世代で(2023年6月)

去る人がいれば新しく入ってくる人もいる。ここ最近で大喜利メンバーの若返りが進んできたのは、良いことだと思っています。桂宮治さんは明るくてふてぶてしくて、先輩を上手に立てているようで、腹の中では何を考えているのかわからないところがある。

春風亭一之輔さんは、毒のあるインテリジェンス。僕が座布団もらって喜んでると、「じじぃのくせに」とぼそっとつぶやく間がとてもいい。お二人が番組の空気感を変えてくれたと思います。

落語家というのは、いっちょ前になるまでに何十年という年月がかかります。芽のある人を早く発見して世に出しておくことは、落語界にとって大事なこと。『笑点』でも出演者が亡くなったり病気で退くことになって初めて、「なんとかしなきゃ」と大騒ぎするんじゃなく、つねに新しい人を探してキープしておくことが必要でしょう。

僕が23年の8月に卒業を発表してから、半年以上の時間がありました。僕の次が誰になるかはまったく知らないし、人選にもノータッチです。まあ誰になろうと僕と比較されるわけだから、よっぽど面白くなきゃ大変だと思いますけれどね。(笑)