先生に感謝を伝えられてよかったね
「ありがとう」
ざっくりすぎてビックリです。
でもそのあとの言葉もこの母には予想外で、なんでやねんとツッコみそうになった手を止めてしまった。
「(担任の)先生、いつも父親代わりのように3年間見守ってくださって、ありがとうございました」
高校へ通っていた3年間翔大は1人で大阪で暮らしていたが、父親は球団のコーチとしてチームに帯同していたので、ほとんど翔大の野球や高校生活を見ることができなかった。
代わりに近くで叱ったり褒めたりしてくださっていたのは、翔大にとって野球部の監督コーチの皆さんと同じように、担任の先生だったのだ。
この場をお借りして先生に感謝を伝えられてよかったね。
母からも改めてお礼を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。