本棚の位置を子ども部屋からリビングへ
お母様は、数日間、お子さんの行動を観察しました。
お子さんは、学校から帰ってすぐにランドセルを自分の部屋に置いて、リビングでおやつを食べると、自分の部屋に戻って、宿題を済ませます。
気づいたのはその後の行動。お子さんは、読みかけの本と、次に読みたい本をリビングに持ってきて、ソファで読み始めました。
夕飯だと声をかけると、読みかけの本を置いてご飯を食べ、その後は寝る前まで、ずっとソファで読書をしていたようです。
数日間、観察をしましたが、お子さんの行動は大体同じ。
理由を聞いてみると、「本はどうしてもリビングで読みたい!」という答えが返ってきたそうです。
そこで、お母様は、本棚を子ども部屋からリビングに移しました。以後、本は毎日、散らかることなく、ちゃんと本棚にしまわれるようになったそうです。
みんなが使う共有スペースは、全員の希望がどこかしら叶えられるようなスペースになるといいですね。
家族の習慣に合わせてモノを配置すると、戻しやすいので散らからない
※本稿は、『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)の一部を再編集したものです。
『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(著:西崎彩智/すばる舎)
片づけた直後がきれいなのは当たり前。大事なのは、ずっと続けられることですよね。
本書では、実践しやすいように極力、現実的なやり方を紹介していきます。
片づけ方に加えて、きれいが続く「片づけ習慣」についてもお伝えします。
4コマ漫画を用いて楽しく、わかりやすくお伝えするのでお楽しみに。
さあ、ご一緒に「ずっときれいが続く!」片づけを始めましょう。