コロナ禍で“暮らし方改革”が浸透
2020年、世界を新型コロナウイルス感染症が襲います。
20年3月には、全国の小中高等学校が臨時休校となり、「ステイホーム」の掛け声の下、国民のほとんどが自宅で過ごすようになりました。
共働きの夫婦は共にテレワークをする一方、子どもたちもオンライン授業で家にいます。
家での食事回数も掃除の頻度も増えていく中、「家事を手伝ってほしい」という需要が高まりました。
コロナ禍は、少し前から進んでいた働き方改革に加え、“暮らし方改革”を浸透させるきっかけになりました。
働くことと、生きること、家族のあり方などを追求し、本質的に自分の命をどう全うするのかと、ウェルビーイング向上に想いをはせる人が増えたように感じます。
私は、家事代行サービス利用を阻むもう1つの理由である費用面の課題についても、何とか解決したいと考えていました。
政府からの補助金が出れば、女性も男性も肩の荷をおろして、家事代行サービスを利用しながら、もっと自分らしく社会で活躍ができると確信していたからです。