(写真提供:ベアーズ)
東京都の発表によると、2024年1月時点で従業員30人以上の都内企業のテレワーク実施率は約41%だそう。新型コロナウイルス感染症の蔓延によって、急速にテレワークが普及しました。そのようななか「家での食事回数も掃除の頻度も増え、『家事を手伝ってほしい』という需要が高まりました」と語るのは、株式会社ベアーズ取締役副社長・高橋ゆきさん(「高」は正しくは「はしごだか」)。高橋さんいわく、「家事代行サービスは、社会の“幸循環”の切り札」だそうで――。

ドラマ「逃げ恥」のヒットと家事代行の利用拡大

2016年にTBSのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が放映され、大ヒットしました。

新垣結衣さん演じる主人公の森山みくりは、家事代行サービスのスタッフ役で、星野源さん演じる30代で一人暮らしの津崎平匡の家を訪問するという設定です。

私はこのドラマの家事監修と指導を担当しました。

この頃から、家事代行サービスは一気に広がります。

今では、子育て中の夫婦だけでなく、一人暮らしや高齢夫婦など様々な方が、当社のお客様になってくださっています。

全体の半数が共働き夫婦、残りは、専業主婦、一人暮らし、高齢夫婦がほぼ3分の1ずつです。