「結婚したいなら、さっさと言っちゃえばいいのよ」(LiLicoさん)

2度目のデートで自然と結婚の話になった

 そもそも私とパパを結びつけたのは、私がレギュラー出演している情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、純烈を紹介するVTRが流れたこと。パパの映像を見て、「私、この人と結婚する」と直感で思ったの。

 それからしばらくしてLiLiCoが司会を務める番組に出演して、そこで初めて会ったんだよね。LiLiCoから楽屋に挨拶をしにきてくれたんだけど、そのとき僕はあまりしゃべらなかった。

 そうそう。スーツケースをいじっていて、ひとこともしゃべらなくて。(笑)

 『ノンストップ!』で純烈のことや僕のことを話してくれたお礼を言いたかったんだけど、別のところできちんと話したいなと思っていたんだよ。だからそのあと、楽屋の外で初めて話して。ある芸能関係者のおじさんも加わって、いろいろ話をするうちに、この人、テレビで見るのとぜんぜん違うやんと思った。

 どんなふうに違ったの?

 ワイルドな肉食系女子みたいに言われていたけど、すごく真面目な印象だった。一緒にいたおじさんは、「キミたち、お似合いだから結婚したら」とか言うし。収録が終わったあと、番組のスタッフからLiLiCoの電話番号が書かれた紙を渡されて。「これ、LiLiCoさんから預かったので、必ず連絡してください。でないと、あとで私が困ります」と、怯えた顔で言ってたよ(笑)。それで、僕のほうから電話をして。

 それから2、3週間後に初デート。じっくり話してみると、思っていることが似ているのね。笑うツボが一緒だし、「あれ、つまらないよね」と感じる部分も同じ。やっぱり合うなあと思った。

 俺も、LiLiCoと話すと楽しくて、自然と惹かれていった。

 たしか、2度目のデートで自然と結婚の話になったよね。「一緒に住もうか」って。

 結婚は、LiLiCoの言葉で決めたところがある。というのも、LiLiCoはタレントとして成功しているけど、俺はそのときまだ紅白(歌合戦)にも出ていないし、今後どうなるかわからない。だから今すぐ結婚なんてピンとこなくて、「もうちょっとおつきあいしてから」みたいなことを言ったんだよね。

 そうそう。

 そしたら、「何年かつきあって結婚するなら、今しても同じじゃん」と言われて、ハッとしたんだよ。俺のなかにそういう発想がなかったから。今まで結婚を意識した女性は2人ほどいたけれど、そういうことを言ってくれた人はいなくて、結局、結婚に踏み切れなかった。

 2人の女性の方、残念でした~(笑)。結婚したいなら、さっさと言っちゃえばいいのよ。

 俺はLiLiCoのそんな言葉に背中を押された。