(小)「『ああ、やっと落ち着いて眠れる』と思ったら、『あっつ~い!』って、はねのけられた(笑)」(L)「暑がりなのっ!」

一緒に暮らすなかで自分たちに合ったやり方に

 私は家では、“小田井ファースト”。朝ごはんの支度をして、パパを起こして、仕事に送り出す。甲斐甲斐しく世話を焼いて夫を支えるのが好きなのね。友だちからは「スウェーデン出身なのに、古風な日本女性みたい」と言われる。

 朝はいつも出かける2時間前に起こしてもらうけど、始発の新幹線に乗る日だとLiLiCoは4時起き。だから、僕を起こして朝ごはんの支度をしたらまた寝てほしい。それに夜も食事を作って、ずっと起きて待っていてくれるよね。でもそれはプレッシャーがかかるから、最近は、夜12時をまわると「先に寝て」と連絡するようになったけど。

 私、いつもパパのことがいちばんと思って世話を焼いてきたけど、中井貴一さんに「それ、LiLiCoが自分でやりたいことをやっているだけで、“小田井ファースト”じゃない。かかあ天下だよ」と言われて、「たしかにそうかも!」と思ったんだ。でも中井さんが、「かかあ天下はうまくいくから、そのままでいいよ」と言ってくれたの。

 一緒に暮らすなかで、少しずつ自分たちに合ったやり方に変えてはいるね。結婚して、相手のことだけじゃなく、自分のことでも発見があった。LiLiCoは基本的に白と黒がはっきりしていて、僕はグレーだらけ。ひとりでいるときは、その自覚がなかったなあ。ごはんを食べに行くとき、「何食べる?」と聞かれるのも困る。僕は食に強いこだわりがなくて、独身時代、何を食べようか迷って、3時間くらい街の中を歩き続けたことがあるし。

 それだけあれば、映画を1本観られるわよ!

 あそこにうまいラーメン屋があると思っても、個室のない店だとLiLiCoはイヤかな、と思ったり。

 ラーメン、大好きよ。ただ、ラーメンとかカツ丼は、すぐに食べ終わるじゃない。二人のときは、お酒を飲んで、お店の人とも話しながら、料理をいただいて──というふうに、ゆっくり過ごしたいの。一緒にいる時間が少ないから、そういうひとときを大事にしたいのよ。

 僕がいちばんホッとするのは、一緒に寝ているとき。会話があるわけじゃないけど、そばにいるだけですごく落ち着く。昨日もベッドにもぐり込んで、背中を向けて寝ているLiLiCoに後ろから抱きついて「ああ、やっと落ち着いて眠れる」と思ったら、「あっつ~い!」って、はねのけられた。(笑)

 暑がりなのっ! 「晩婚」と言われるけど、いろいろな経験をして、たくさんの人を見てきている。だからこそ、パパの自分を飾らない性格とか、頑張っている姿に惹かれたんだろうし、仕事の面でも支えたいと思った。