2025年、芸能生活60周年を迎えた歌手五木ひろし氏が、この春、新曲を加えた新たなCDを発表する。1965年に「松山まさる」としてデビュー。「一条英一」「三谷謙」等と芸名を変え、「五木ひろし」として「よこはま・たそがれ」でデビューしたのが1971年(昭和46年)。つまり今年は「五木ひろし」のデビュー55周年にあたる。
『「よこはま・たそがれ」から55年 五木ひろしアニバーサリーコンサート』と銘打ったツアーが、1月から愛知県を皮切りにスタート。まだまだ進化に意欲を見せる五木ひろし。そのパワーの源は、どこにあるのだろうか―――
(構成:吉田明美)
55周年全国ツアースタート!
「五木ひろし」としてデビューしてから今年で55年。それを記念したアニバーサリーコンサートがついにスタートしました。3月16日は東京国際フォーラム、18日は大阪フェスティバルホールを控えており、今はそれぞれの会場での企画を考えるなど毎日が充実しています。
記念の全国ツアーをすることは数年前から計画していました。1年以上前に計画しないと会場を押さえられないのでね。どんなコンサートにするかについては、僕の頭の中でまずはああでもない、こうでもないと構想を練りますが、具体的になるのは直近のせいぜい2カ月ぐらいです。
いろいろ考えていることを取捨選択しているうちにだんだん煮詰まってくる。頭の中のイメージを紙に書いて、スタッフに集まってもらって、こういう流れにしたい、こういう映像を使いたい、ここは踊りを入れたい、などと伝えるんです。いろいろな要望についての宿題をそれぞれに持ち帰ってもらって、構成が一気に具体化するという感じですね。
緞帳の上がり方、照明の当て方、セリの速度まで僕自身がいろいろ考えますよ。オープニングのスモークの出し方にも注文をつけます。生バンドを入れてのコンサートなので、ドライアイスがバイオリンなど大事な楽器にあたらないように配慮することも必要だし、とにかく全体に気を配って、その時にできる最高の「五木ひろしコンサート」を作っていこうと思っています。だって、「五木ひろし」を一番知っているのは僕自身だし、ファンのみなさんのことを一番わかっているのも僕だという自負がありますから。

