10年刻みで曲を紹介していく
今回の『「よこはま・たそがれ」から55年 五木ひろしアニバーサリーコンサート』は五木ひろしになってからの僕の年月をほぼ10年刻みで紹介していくという企画になっています。大阪万博のことから始まって、日本の高度経済成長期やバブル期、AIの出現など、映像でそれぞれの時代を振り返りながら、その時その時の曲を選曲しています。まさに「歌は世に連れ、世は歌に連れ」を具現化しているわけです。
21世紀に入ってからすでに四半世紀過ぎましたが、10年刻みにしたことで「五木ひろしの55年」がより一層わかりやすくなったと思っています。ファンのみなさんも、ご自身の人生をその背景に重ねながらご覧になることができると思います。あの時は自分の人生にはこんなことがあったなあと感じながら、僕の55年と重ねてくれるとうれしいです。
「アニバーサリーコンサート」ができるのはとても幸せなことだとつくづく思います。「五木ひろし」として55年現役でいられたからこそ、今回のような10年刻みの企画が実現したわけです。ちゃんと披露する曲があるのは幸せなことです。
去年の夏はあの暑さにやられて突然体調を崩してしまいました。いやもう、僕が一番びっくりしましたよ。デビュー以来、体調管理には自信を持っており、健康を過信していたのかもしれません。明治座の舞台の真っ最中だったのでお客さまに申し訳なくて、いったいどうしたらいいんだろうと呆然としました。でもすぐに吉幾三くんから連絡が来て「心配しないでください。僕らが全部やりますから!」って…。うれしかったですね~。坂本冬美ちゃんも太川陽介くんもがんばってくれました。そのおかげで最後の3日間にふたたび出演することができたのはありがたかったです。
家内は大変だったと思います。僕の世話に、劇場との連絡に、愛犬の世話などなど全部かかってきていましたから。
