去年はいろいろ教わった節目の年

今回のことで、命の尊さに対しての意識は変わりましたね。みんな必ずお別れは来る。だからこそ、やれるときにより一層がんばってやっておかないといけないなあとね。

ファンのみなさんには感謝しかありません。ファンのみなさんがしっかりついてきてくださったからこそ、僕は60年頑張ることができたんです。ファンのみなさんも、僕とともに年を取っているわけで、だからこそいろいろな思いを抱いて会場に足を運んでくださっていると思うんですよ。僕はいつもそんなファンの方々からエネルギーをいただいているんです。だからこそ、今この瞬間を大事にしなきゃいけないっていう思いは、より一層強くなりましたね。

自分の健康に自信があったせいか、そういうことは真剣に考えたことがなかったんですね。どこまでもやれる、と思い込んでいた。去年はいろいろなことを教わった記念すべき60周年、節目の年でした。

思いがけず入院したおかげで全身くまなく調べてもらって、僕は血圧も正常だし糖尿病もないということがわかったんです。もともと暴飲暴食はしないし、飲酒もしない。毎日、愛犬の散歩をしていたのもよかったのかもしれません。

舞台もいい運動にはなっていたはずです。休憩なしで2時間ぐらい立ちっぱなしで歌うこともあるのでね。だから日常生活は休む前とほとんど変わっていません。

やっぱり歩くって、人間は必要ですね。その癖をつけておかないといけないなあと思います。運動は大好きなので、ゴルフ、野球、マラソンといろいろなことに手を出し、60歳のときにはキックボクシングも始めました。だから、入院したときにもドクターから「いい身体をなさっていますね」と褒められましたよ(笑)。

ただし、ゴルフも運動のためだけにやっているわけじゃない。やはりスコアにはこだわるし、飛距離も気になります。そういう思いがないとやる気が出ないです。僕は自分にプレッシャーをかけるのが割と好きなタイプ。プレッシャーがかかったほうが燃える。そういう意味で、僕が仕事でプレッシャーがかけるとしたら、舞台であり、新曲の発売ということになります。

後編はこちら

【関連記事】
五木ひろし「ここ数年、新曲が色っぽさに欠けていた。今回は久しぶりの艶っぽい〈女歌〉で五木ひろしを感じていただけたら」
五木ひろしが入院から明治座のステージに復帰!デビュー60周年特別公演、坂本冬美を迎え芝居、歌の豪華ステージを披露
五木ひろし 福井県県民賞を受賞!「60年、一度も休まずに走ってくることができたのは、やはり母のおかげ」

【コンサート情報】

「よこはま・たそがれ」から55年 五木ひろしアニバーサリーコンサート

2026年3月16日(月) 東京国際フォーラム 15:00開演
2026年3月18日(水) 大阪フェスティバルホール 15:00開演
2026年5月11日(月) 大宮ソニックシティ 13:00開演
2026年5月16日(土) 松戸森のホール 13:00開演

他、五木ひろし公式ホームページをご確認ください https://www.itsuki-hiroshi.co.jp/