実家の断捨離について、考えたことはありますか?「どこから手をつければいいのか…」「そもそも親にどう切り出したらいいか分からない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな中、「実家の断捨離とはすなわち親子関係。スムーズにいくわけがない」と語るのは、断捨離の第一人者であるやましたひでこさんです。今回はやましたさんの著書『モノが減ると不安も減る 実家の断捨離』から一部を抜粋して、「実家の断捨離の対処法と心がまえ」をご紹介します。
リビングの断捨離――光と風の入る「居間」でくつろぐ
いろいろなお宅にうかがうと、「いつからカーテンを開けていないのですか?」と問いたくなることも少なくありません(実際、雨戸のケースも)。家主の答えは、10年前だったり、15年前だったり。閉めきったまま、薄暗い中で生活を続けていたら、どのような心理状態になるかは察しがつくでしょう。
実家の断捨離では、とにかく明るいリビングをつくることが大事。カーテンを開け、窓も開けましょう。光が差しこみ、風が吹き抜けるのを、親に五感で感じてもらいます。
こうしてリビングが明るくなると、視界が広がり、同時にホコリも見えてきます。つまり、ホコリの中で生活していたことに気づかなかったということ。「ホコリでは死なない」と言う人がいますが、事実として、身体に症状が出て薬が手放せなくなっている人もいます。
もう1つ、リビングの断捨離のポイントは床です。足元にあるモノは障害物にほかなりません。動きづらく、つまずきやすい。この危険をただちに除去してください。歩行に障害のあるお父さんが、床がスッキリしたことで、自室から出て身の回りのことを自分でできるようになった例もあります。
行動範囲が広がると、より行動したくなり、さらなる活力が湧いてきます。イキイキと自立して暮らすために、リビングの断捨離をしましょう。